開発ストーリー|KTM 390DUKE/RC390 SUS SLIP-ON
《KTMは3点セットで》
ヤマモトレーシングのKTM向けJMCA認定(車検対応)マフラー「390DUKE/RC390 SUS SLIP-ON」はユニークな取り組みをしている。
国産車と違って、マフラーを交換しただけでは、その潜在能力を十分に引き出せないことから、エアクリーナー(SPRINT FILTER P08)とインジェクションコントローラー(SPECIAL AGENT・Negotiato-1)を含めた3点セットで販売しているのだ。
しかも、この吸排気系に合わせた燃料噴射マップが、あらかじめインストールされているのがうれしい。
《開ければ開けるほど グイグイ!》
この3点セットを装着した390DUKEの試乗車を常設しているKTM大阪北にうかがい、さっそくその効果を確かめてみた。
軽く暖機運転をして走り出すと、もうその瞬間に発進トルクが太くなっていることがわかる。
エンジンやタイヤ、サスペンションを温めながら、最適なスロットルの開け方や閉じ方を探していくと……4000~8000rpmがなんとも愉快ではないか。
トルクフルなのに、小気味よくエンジンが吹け上がり、ビュンビュン加速していく様子に、胸がすく。排気音はレーシーだけど、耳障りではなく、いい感じだ。
おかげで、街中のちょっとした加速が楽しく、スロットルをワイドに開けながらコーナーを立ち上がっていくのは、もっと楽しい。
8000~10000rpmに向かって、もうひと伸びしてくれるのも、スポーツシングルファンのハートをくすぐるはずだ。
その気になれば、スロットルひと開けでウイリーできるトルクの厚みと優れたドライバビリティを備えているのは、エアクリーナーとインジェクションコントローラーの恩恵に違いない。
エンジンブレーキの掛かり方も自然で、全体的に不満点は見当たらなかったが……「あまり加速せず、マイペースで流しているのが好きな方」には、投資に見合う効果を得にくいかもしれない。
逆に、スポーティに走りたいオーナーにとっては、コストパフォーマンスの高い3点セットと言えよう。もし僕がDUKE390オーナーなら、このまま注文して帰りたいほどだ。 (TEST&REPORT:梶 浩之)
《KTM大阪北で試乗してみては?》
せっかくなら、みなさんもKTM大阪北を訪ねて、この3点セット付きのDUKE390に乗ってみるといいのでは?
同店は大阪府唯一のKTM専門店。オンロードはもちろん、オフロードにも力を入れていて、マニアックなパーツも豊富にそろう。
スタッフも「いい人」ぞろいだから、安心して買える、遊べる、整備できるショップですよ!